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ぶどうの森・本店
夏野菜のラストスパートと秋の準備。8月のラシェットは種類豊富な野菜に溢れています。［8月のラシェット］
2022.08.15
驚異的な暑さを更新し続ける8月ですが、ラシェットの畑では様々な種の夏野菜が収穫のピークを迎えています。
その一方で、秋を感じる野菜たちの準備も感じられるようになってきました。
今月は、ラシェット日記を始めてからのここ数か月のうちで一番、多彩な野菜たちに出会えたような気がしています。
今回はそんなラシェットの様子をお届けしてまいりますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね！
■夏野菜代表のひとつ、オクラ！緑と赤の立派な茎が見事です。
まずは夏野菜の中でも割と代表的なオクラをご紹介。
ぶどうの森農園では「島オクラ」と「オクラヒルカントリーレッド」の2種類のオクラを育てています。
「島オクラ」
別名「丸オクラ」とも。
通常の角があるオクラとは違って丸みを帯びているうえに、ひとまわり大きいのが特徴です。
「オクラヒルカントリーレッド」
どこかゴルフ場のような名前ですが、オクラの名前です。
ずんぐりとした形に、若干赤みを帯びているのが特徴。茎はしっかり赤色で、畑に堂々と赤い茎がビシッと並ぶ姿はとても立派で見事でした…！
実だけでなく、花も蕾も！どこでも食べられるオクラをいざ収穫です。
畑取材の恒例行事、いざ収穫と実食です！
収穫は特に大変なこともなくスッとはさみで切り取って完了です。
新鮮なものは生でも美味しい！ということなので、そのままパクリ！
外側の産毛の食感と、口に入れた瞬間のなんともいえない臭いにちょっと「うっ！」とくるものがありましたが、シャキシャキ感と程よいネバネバ感がとっても美味しかったです。
（生で食べられる場合はしっかりと下処理をしましょう）
ちなみにオクラは花も蕾も食べられるとのこと。
花は島オクラもオクラヒルカントリーレッドも淡い黄色の花びらで上品な装い。
農園長いわく「野菜の花の中で一番きれい」と絶賛するほど、美しくて惚れ惚れします。
蕾もどこかエレガントな装いです。
育った実の雄々しさ（私がそう感じるだけかもしれませんが）と比べてギャップがあるのも、オクラの魅力です。
先ほども述べましたがオクラは花と蕾も食べられますので、本店敷地内にある温室レストラン「レ・トネル」ではこの状態でお出しすることも。
フレンチのコース料理の中で、華やかで少し変わったお野菜をお楽しみいただけます。
→ レストランぶどうの森 レ・トネルのご案内はこちら（外部リンク）
自然の力を余すことなかれ。茎と種は来シーズンの出番まで。
オクラは収穫が終わってもしばらくはそのまま。硬く丈夫な茎はそのまま再利用するからです。
この話、どこかで聞いたことあるかも？！と思われた方はさすがです。
そう、5月ラシェット日記のこぼれ話につながるのですが、このオクラの茎は来シーズンの豆の支柱になります。
オクラの種もそう。
あえて固く、大きくなるまで収穫せずとっておいたオクラの実には、来シーズンのオクラの種が入っています。
未来の野菜の命につながる色々がもう動き出している、と考えるととってもわくわくしますね。
■今採れてます！いろいろ夏野菜。
オクラのほかにも、今は様々な夏野菜が収穫どき。
どんどんご紹介してまいります！
「カラーピーマン」
名前のとおりカラフルなピーマンです。
一般的な緑色のピーマンをそのまま収穫せず、黄色やオレンジ、赤色へと色が変わるまで熟したものをいいます。
自然になるがままなので、全身しっかり色づくものもあれば、まばらに緑色が残るものも。
何色になるのかすら色づくまでわからないのですが、それがカラーピーマンのお楽しみ。 鮮やかで可愛らしい装いが魅力です。
ちなみにパプリカとはカラーピーマンの一種で、中でも肉厚で大型の品種のものを指すとのことで、当園で育てているカラーピーマンはパプリカとは異なります。
当園のカラーピーマンは、大きさや果肉感は普通のピーマンと同じなので、調理もピーマンと同じように扱えます。
「ナス」
ナスです。…特に説明はない、オーソドックスな「THEなす、千両2号」です。
しいて言うなら艶やかでとっても大きく、立派に育ちました。
「赤しそ」
日本のハーブ、赤しそも育てています。
基本的にはレ・トネルでお出しするオリジナルドリンク用に栽培しているとのこと。
「ドリンクに赤しそ？！」と最初聞いた時はビックリしましたが、意外と赤しそのレシピとしてはよくあるようです。
爽やかで味わい深いドリンクになるんだろうなぁ…と興味深いです。
■採れごろはもう少しかかりそう。9月以降の注目野菜！
「とうもろこし（爆裂種）」
とうもろこしの爆裂種。いわゆるポップコーンの原料となる種です。
髭が鮮やかな紫色という、自然界では目立ちそうな色が印象的でした。
茹でて食べるスイートコーンとは違い、収穫は粒が乾燥するまで待ってからなので、もう少しかかるとのこと。
といっても、今ならシャキシャキのミニとうもろこし、いわゆるヤングコーンとして味わえるとのことなので、せっかくなので一ついただいちゃいました。
シャキシャキ、さっぱりした味わいで美味しくいただきました。
スイートコーンとは違って甘さはほんのり感じるくらい。やっぱり爆裂種はポップコーンとして味わうのが一番なのでしょうか。今から調理と実食が楽しみです！
「ホオズキ」
ホオズキ、といえば個人的に夏の終わりと秋の訪れを感じます。
まだ萼（がく）が青いものがほとんどですが、これが色づき、乾燥して、実がしっかり重くなったら食べごろ。
フルーツのような、野菜のような、スイーツにもお料理にも合う不思議な野菜です。
■花壇・花畑も色とりどりの花が見頃です。
お野菜に負けじと花壇や花畑の花も綺麗に彩ってくれています。
赤、紫、ピンクなど鮮やかな色にコロンとした丸い形がかわいい「千日紅（センニチコウ）」と、ちょっと珍しい白いマリーゴールド「マリーゴールドホワイトバニラ」。
花壇の中で可憐に咲いています。
またラシェット入口から一番遠い場所になりますが、ひまわりも見頃を迎えています。
朝日の方向の関係で、散歩コースの道に対して背を向ける、というちょっと残念なひまわりではありますが、凛と咲き誇る様子は絶景そのものなので、お散歩の際はぜひお顔を見に来てくださいね！
■8月の土曜はラシェットで朝活しませんか？採れたて野菜の販売や収穫体験を楽しめます♪
先週から始めた「朝の農園時間」。
内容は、毎週土曜の朝9~11時限定で採れたて野菜の販売や予約不要の収穫体験を行なうというものです。
開放的な青空の下、農園の様子を目で、耳で、肌で楽しんでいただけます。
採れたて野菜の販売も、農園スタッフの苦労話やおすすめ調理方法など、野菜についてのあれこれを聞けることも？！
わくわく、充実した時間をきっとお過ごしいただけると思いますので、土曜日はちょっと早起きして朝活・農活を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
ラシェットでお待ちしております！
［開催概要］
日時：2022年 8月20日（土）、27日（土）午前9～11時
場所：ぶどうの森 本店周辺のラシェットエリア
