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洋菓子工房

「収穫月のコンフィチュール」に4種が新登場、簡単アレンジでおうちグルメがもっと楽しい!

2021.10.16

「収穫月」に、「みのりづき」という読みをあてているぶどうの木のコンフィチュール。
約20年前、南仏果実のコクと豊かさに衝撃を受けて、それまでも製造していた「ジャム」とは異なるカテゴリーとして「コンフィチュール」を始めたと聞いています。
水菓子と言われるように、生の果実のみずみずしさを楽しむ日本とは異なり、フランスでは加熱することで果実の旨味を凝縮したり、他の素材との組み合わせて新しい美味しさを楽しむ文化が大切にされていました。
そこで、ぶどうの木でもこれに挑戦。その時期に収穫される果実を中心に使用して、旬の新しい美味しさをお届けしたい。そのラインナップが「収穫月のコンフィチュール」です。

しかし、ここ数年さぼっていたたために旬の果実を使った商品をお届けしてきておりませんでした。。。申し訳ありません。
そこで今年はそれを取り戻すべく、一挙新商品を投入!
テーマである「素材の掛け合わせ」を楽しめる楽しいラインナップをご用意することができました。

苺・ルバーブ・生姜 756円

パッと見て、どんな味だろ、、、と思った方も多くいらっしゃるでしょう。
そう、かなりマニアックに仕上げられました、職人の感性で。

封を切った瞬間に、まずはフレッシュな生姜の香り。適度に残した苺の果肉、ほどよく溶けたルバーブの繊維でとろみがついていました。
口に入れてみると、やはり爽やかな生姜のスパイス感が心地よいインパクト。欧州生まれの高級品種「センガセンガナ」苺は煮込まれていても、その爽やかな甘みは健在。そしてルバーブがまろやかさを創出していました。
…なかなか玄人好みで美味しい。しかし、お子様向きだとは逆立ちしても言えないことはお伝えしておきます。

★アレンジのヒント

生姜感がしっかりとしている分、肉や魚のグリルのソース、中華料理のソースの隠し味にぴったり。爽やかな甘みの苺も存在感を発揮して、いい仕事をしてくれるでしょう。

果肉感ととろみがしっかりとついた「苺・ルバーブ・生姜」
生姜の爽やかな香りと、鮮やかな赤色は、ソースにしても存在感を発揮するはず。

ブルーベリー・山椒 648円

聞いただけで、「あ、これは美味しいやつだ」と思う組み合わせ。
果実とスパイス、鉄板のマリアージュから1品。

職人によれば、ブルーベリーは果肉が大きく、酸味もしっかりとしたものを選定。そこへ国産の実山椒を掛け合わせた、とのこと。
実山椒、、ということは、かなりのスパイス感では…?と恐る恐るトライしましたが、思いのほかやさしい痺れ。あくまでも主役はさわやかブルーベリー、山椒はあくまでも脇役としての存在感を放っていいました。 整えられた甘さもちょうどよく、なんというか、 やさしく包んでくれている感じ。スパイスって尖った印象だけでなく、こんな優しい上品な感じにもなるんだよね、と思い出させてくれる技あり!な美味しさでした。

★アレンジのヒント

果実由来の甘みにほのかなスパイスがきいている分、お肉のソースには絶対おすすめ!
ミルクや紅茶にプラスしてオリジナルドリンクを作るのも面白そうです。

ブルーベリーの果肉感をしっかりと残した「ブルーベリー・山椒」
実山椒のやわらかな痺れが、全体をまろやかな印象に。

無花果・シナモン 756円

これは、ほんとに間違いない組み合わせ。
むしろ、ちょっとオーソドックスすぎませんか…と思ったほど。
しかしよく話をきくと、なんと無花果は白いちじくと赤いちじくの2種を使っているとか。しかも石川県押水産の地物果実だったとか。なるほど、そっちのマリアージュだったか!と思わず舌を巻きました。

封を切ると、おだやかなシナモン香につつまれた無花果の独特の甘い香り。スプーンですくってみると、思いのほかしっかりと煮詰めてありました。先の2種はある意味、フルーツソースのようなさらさらとした印象があった分、こちらはクラシカルなジャムのイメージに近かったです。
使用した無花果そのものがさっぱりとした味わいだからか、このコンフィチュールも比較的軽やかな仕上がり。赤と白の2種は味わいの親和性があるようで、全体としての一体感が強く、安心して楽しめました。そんなわけで、お子様にもおすすめです。

★アレンジのヒント

クセがないため、そのままでもうっかりパクパク食べられそうな勢い。
しかし、しっかり煮詰めて糖度も高くなっているので、チーズにつけたり、ヨーグルトに入れたり、クラッカーにのせたり、といった、適量をダイレクトでストレートに味わえる使い方がおすすめです。

しっかりと煮詰められた「無花果・シナモン」は2種の無花果使用。
無花果の果肉感を楽しめるように、しっかりと残しました。チーズやヨーグルトなどと高相性!

ラフランス、ほおずき 756円

職人から、「もう1品つくってみていい?」という問いかけがあったので、快諾したところ出てきたアイテム。ああ、爽やかなやつね、と想像がつきやすい組み合わせです。

ラフランスは、ご縁のある山形県はJA寒河江さんからいただく規格外品。昨年収穫したものを、コンポートにして保管しておりましたが、そろそろ今年収穫したものをいただける時期。大事にしまっておいた箱入り果実を取り出したのでした。
そんなわけで、ラフランスは折り紙付き。爽やかでみずみずしく豊かな果肉です。そこへぶどうの木農園で栽培している食用のほおずきを合わせました。(参考:ぶどうの木農園の秋の収穫品目はこちら
ぶどうの木で、食用のほおずきはもうお馴染み素材ですが、市場ではまだまだ新参者かもしれません。爽やかなトマトのようで、トマトより甘い、あんずのようで、あんずよりも透明感がある甘さ。早い話がすごくおいしい!
ちなみに、今回想定外だったのは、ほおずきの皮が破れなかったこと。きっと煮込んだら皮が破れて、小さな種が飛び出してツブツブ食感が楽しくなるね、という期待通りにはなりませんでした。ただ、お口の中ではじけてきっとそれをお楽しみいただけると信じています。

★アレンジのヒント

コンフィチュールというより、コンポートに近いみずみずしさ。フルーツ感覚でヨーグルトなどにまぜたり、オリジナルケーキの飾りに使えば間違いなし!
タルトやパイに包んで、オーブンで加熱しても美味しさが凝縮されて、新しい発見があるでしょう。

しっかりとみずみずしい果肉が残ったラフランス・ほおずき。コンフィチュールというかコンポート。
そのままパクパク食べられる爽やかさと軽やかさ。でも血糖値が急に上がるのでおすすめしません。

いかがでしょうか。
実は、ぶどうの木のこの技術から、「コンンフィチュール エ プロヴァンス」や「銀座のジンジャー」が生まれました。そのくせ、これまでジャムやコンフィチュールにほとんどスポットを当ててこなかったことを反省しています。
しかし、世はまだアンダーコロナ。つまりおうちグルメ時代はしばらく続きそう。その中できっとぶどうの木のコンフィチュールはパンやヨーグルト、いつもの料理をもっと楽しくするお手伝いができる気がしています。

また不定期に新商品をお届けしていきます。どうか今後ともご注目いただければ嬉しいです。


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