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まめや金澤萬久

もう行った?まめや金澤萬久 本店、なんと2階は光り輝く「金の茶室」、無料開放しています。

2021.06.16

「金の茶室」。
・・・そう聞けば、あの秀吉公を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし!今日ご案内するのは「まめや金澤萬久 本店」の2階!
まるでモノトーンな外観からは思い浮かばない、輝く黄金の空間が潜んでいるのでした!(いや、潜んではいないか、、、)
そんな「金の茶室」を含めた萬久本店2階はただ今、絶賛開放中。せっかくだから、その魅力をちょっぴり紹介します。

萬久本店の1階から望む2階の茶室。戸の間から金箔のやわらかな光が漏れる。

「まめや金澤萬久本店」ってどこにある?

そもそも、どこにあるの?というご質問、ごもっともです。
萬久のことは知ってても、ぶどうの木のお店だとご存じない方も多いはず。

まめや金澤萬久の本店は、ぶどうの木本店敷地内、洋菓子工房ぶどうの木のお向かいにあります。
今ではなんだかお店然としていますが、その建屋はかれこれ5年ほど前まではぶどうの木の事務所として利用されていた歴史ある(?)建築。
萬久本店として改装する際に、外壁や内装には手を入れましたが、梁などの骨組み部分はそのままに、思い入れのあるパーツも各所にちりばめて使うことで、ぶどうの木の歴史のかけらも楽しめるようになっています。

まめや金澤萬久本店は、事務所建屋を利用
梁などの骨組みをそのまま活かしています

さっそく潜入!金の茶室はすぐそこだ!

…こんな小さな建屋で、上のタイトル、もったいぶりました。申し訳ありません。
気を取り直して、次!

正面の入り口入ってすぐ、左手にひっそりと控える細い階段があります。
大変お手間おかけして申し訳ないのですが、まずこちらで靴を脱いでいただいて、そのままを階段を上っていただきます。6段ほど上がったら踊り場があります(注:決して踊れるスペースではない)。そこで向きを変えてそのまま上ります。

細い階段と小さな踊り場。お1人様用の階段です。

そうして、段を上りきったら左手に進みましょう。

…そうすると、見えるのがこちらの景色でございます!

9畳の茶室の天井は一面の金。
ここに使ったのは「3号金」と呼ばれる配合の金箔。
中でも、約96%の金と約4%の銀から構成され、銅を使っていないのが特徴。銅の赤みがない分、青みを帯びた凛とした美しい輝きを放つのです。

金箔の大きさは3寸6分(109×109mm)、厚みは1μ(ミクロン)。それを1枚ずつ手作業で貼り付けましたが、使用数はなんと1300枚に及びました。

これには萬久の看板商品、「金かすてら」の職人が大活躍!
しかし!カステラの天面には何万枚と貼り倒してはいるものの、建築となるとまた別です。金箔を貼付する木材面をどのように整えるか、仕上げに施す作業をどのように行うかによって、金の光り方がまるで異なるのです。工芸に携わる方にお聞きしながら、一から勉強するつもりで取り組んだといいます。


そんな金の茶室、ただのキラキラルームではありません。
腰を下ろしてみてください。窓のステンドグラスから差し込む日光、照明の光を受けて金箔が弾くやわらかな光、その溢れる光を畳と壁の漆喰がそっと吸収するーそんな穏やかで包容力のあるやさしい空間が生まれました。金の輝きとそれを囲む美の調和。心がほどかれる癒しのひと時をお楽しみいただけるはずです。

ガラスの回廊と茶室につながる躙(にじ)り口

2階の見どころは茶室だけではありません。
階段を上って左に折れれば茶室ですが、そのまま進めばガラスの回廊につながります。
スカートをお召しの方も安心、下から覗いても見えないスリガラス設計です!

お時間があって、高所に恐怖を感じない方はぜひこちらも歩いてみてください。
(高いところが苦手な方にはお勧めいたしません。悪しからずご了承ください。)

ガラスの回廊と、一周した先に見える躙(にじ)り口。ちょっとしたアドベンチャー感が味わえますが、お子様には保護者の方同伴でお願いしています

ステンドグラスと陶板、やわらかな乳白色の漆喰

見どころのもう一つがこれらです。2階だけでなく、萬久本店全体のモダンな趣を彩るファクター。
和のイメージを背負う金沢の街をバックボーンに、新しい文化を融合し発信していくーそんなアイデンティティを持つ「まめや金澤萬久」らしさが表現されています。
実はここは話し出すと長いので今回は割愛!・・・まるで、尾山神社みたい✨…とだけ、自分で言っておきます。

やわらかな漆喰の壁の諸所に埋め込まれた九谷焼の陶板は、以前から使われていたものを大事にしながら今回も使いました。
ステンドグラスは、イタリアンカフェやルバンケなどぶどうの木のお店でおなじみのあしらい。

さて、いかがでしたか?
今まであまり萬久本店をご紹介する機会がありませんでしたが、古き良きものが持つストーリーに敬意を払い、それを魅力として活かすのは、屋号を問わずぶどうの木が大事にしていること。それが萬久本店にもしっかりと活かされているのでした。


今回は2階を中心にご紹介しましたが、ぜひ1階のお店と共に萬久&ぶどうの木の世界に浸っていただければ嬉しいです。
そして、そんな萬久本店の2階は絶賛開放中!お買物の予定がなくても、ふらりとお気軽にのぞいていただけると嬉しいです。