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洋菓子工房

あらためてご紹介!はじっこから生まれた「ジェラートHazico(ハジコ)」2025年夏のラインナップ

2025.05.27

Hazico(ハジコ)はアップサイクルをテーマにしたぶどうの森の商品群。
誕生した2018年からこれまでたくさんの「Hazico(ハジコ)」が生まれてきましたが、Hazicoの冠を最初に戴いたのはジェラートでした。

それは洋菓子工房のケーキを作る過程で生まれるはじっこたちを使ったジェラートで、ファーストフレーバーは「フランボワーズショコラ」。きゅんと甘酸っぱい木苺とすっきりとした甘さのショコラのムースとスポンジ。2つの味わいがケーキだったころの面影(?)をジェラートの中で生き生きと映しだす秀逸品でした。

プティガトー「フランボワーズショコラ」の製造工程上で生まれる「はじっこ」を使ったジェラートが一番最初のHazicoでした。

それから、カラメルポワール、抹茶モンブランなどのフレーバーも登場。洋菓子工房自慢のプティガトーが余すところなく使われ、その美味しさを新しい形でお楽しみいただいてきたのでした。

初期にお楽しみいただいた3つのフレーバー。色や味わいの違いも楽しめるラインナップでした。

しかし商品は時代とともに変わるもの。プティガトーのラインナップ改廃やレシピ変更を経る中で、先の3つのジェラートHazicoもその役割を終えて終売いたしました。寂しくもありますが、それらのはじっこがなくなったという事実は喜ばしくもあります。

しかし、はじっこ自体がなくなったわけではありません。それに合わせるようにジェラートHazicoは変化を続け、現在はプティガトー以外のはじっこを活用した新フレーバーも生まれています。
そこで今回は改めて今夏にお楽しみいただける3つのフレーバーをご紹介いたします。

2025年夏 ジェラートHazicoのラインナップ

●ジェラートHazico わらび餅のバウム【能登大納言×抹茶】

2024年に発売した新しいフレーバーで、使ったはじっこは「まめや金澤萬久」のわらび餅のバウム 。ブランドは違えど同じぶどうの森の工場で生まれるはじっこ!お店を超えて完成したHazicoアイテムになっています。
萬久のわらび餅のバウムは、バウム生地の上にわらび餅を重ねた和洋菓子。発売から10年ほどたちますが、数年前にトレンドになった「ネオ和菓子」の風に乗ってさまざまなメディアでご紹介いただいた結果、まめや萬久の看板商品として不動の地位を築いたお菓子といえましょう。おかげさまで昨年は製造数がUP!その分はじっこ量もUP…。

「わらび餅のバウム【抹茶×能登大納言】」。バウム生地に重ねたわらび餅には、しっとりと炊き上げた能登大納言の甘納豆が閉じこめられています。

そして粘着性のあるわらび餅を含む「はじっこ」部分はその取り扱いにくさから社内におけるアップサイクル不適素材の烙印を押されている悲しい一面があるのでした。
そんな中で商品化に成功したのが、このジェラートHazico わらび餅のバウム【抹茶×能登大納言】です。

ぶどうの森はアイスクリーム製造免許を持っていないので、ジェラートはご近所のアーリオ・オーリオさんに作ってもらっています。最初の試作ではオーソドックスにミルクベースのジェラートにはじっこを混ぜてもらいました。するとまろやかなミルクにほのかな抹茶が香ってとっても美味!
課題があるとすれば、はじっこが大きいために、すくう量によっては口の中に入らない可能性があること。しかしそれも大きさをもう少し調整すればよいだけで、ほぼレシピ確定か…?と思われたのですが、工場長さんからのご提案でベースを抹茶ジェラートにして再度作っていただくことに。「ちょっと高くなるけど‥‥」といいながら頂いた抹茶版の試作は全く異なる商品でした。コクとまろやかさが各段にアップ!
…プレーンなミルク版も本当に美味しかったのですが、今回は抹茶版のあまりの美味しさにプレミアム品として商品化する方向に修正し、全会一致で抹茶版が採用されたのでした。
(でも、ミルク版も別の美味しさがあるので、お楽しみいただく機会があることを夢見ています)

試作品の2種。手前がミルクベース、右奥が抹茶ベースのジェラートを使ったもの。それぞれに良さがあったのですが、今回は抹茶が採用されました。

商品の全体的な紹介をすると、豊かなコクが広がるまろやか抹茶ジェラートの海に、ところどころ浮かぶわらび餅のもっちりとした食感はまるで〇見大福のよう。ちりばめられた能登大納言甘納豆の粒からは心地よい歯触りと甘さが生まれています。
ちょっとだけ他のアイテムよりも高いのですが、その理由を十分に感じていただける美味しさです。ぜひお試しください。

 ・取扱店舗:洋菓子工房6店舗(本店・金沢・かほく・もりの里・新小松)
 ・価格:400円

●ジェラートHazico 41年目のチーズケーキ

こちらは洋菓子工房のスペシャリテ「41年目のチーズケーキ」のはじっこを使ったジェラートHazicoです。
プティガトーの「41年目のチーズケーキ」には北海道で有機酪農をしているセタナオーガニックさんからいただく有機チーズを使用。貴重で希少なこのチーズの美味しさを引き立てる「レアチーズ」、国産クリームチーズのコクを楽しむ「ベイクドチーズ」、「アーモンドサブレ」の3層仕立てになっています。

上から、レアチーズ、ベイクドチーズ、アーモンドサブレの3層仕立てになっている「41年目のチーズケーキ」
ジェラートHazico 41年目のチーズケーキ。すっきりとしたジェラートべースに爽やかなチーズ、香ばしいサブレの味わいが引き立てられています。

当然そのはじっこを使ったジェラートもその3つのパーツがしっかり入っていて、それぞれの味わいをしっかりと感じることができますが、クセがないため好き嫌いなくお楽しみいただけます。3つのフレーバーの中では一番すっきりと爽やかな味わいで、控えめな甘さを求めらる方におすすめです。
 ・取扱店舗:洋菓子工房5店舗(本店・金沢・かほく・もりの里・新小松)
 ・価格:346円

●ジェラートHazico ガトーショコラ

こちらは、シンプルな「ガトーショコラ」のはじっこを使用。ショコラ生地のコクがジェラートの中でもしっかりとした存在感を放っていて、クッキー&クリームのような印象です。しっかりとした食べ応えを求める方はこちらをどうぞ。

プティガトーの他、パーティ用のスクエアケーキとしてご用意してきたガトーショコラ。
ジェラートHazico ガトーショコラ。クッキー&クリームのように誰からも愛される味わい。

ただし「ガトーショコラ」は、はじっこが生まれない形にリニューアルしたために在庫限りで終売になる予定だと聞いています。ぜひこの夏の間にお楽しみください。
 ・取扱店舗:洋菓子工房3店舗(本店・もりの里店・イオンモール新小松店)
 ・価格:346円


価値ある素材を無駄なく美味しく楽しむために作られるHazicoたち。そのため、変わらずにあるのではなく、なくなっていくのが望ましいとも言えます。
しかし、決してなくなるわけではない世の「はじっこ」に合わせて柔軟に変化し、進化させて行けるかどうか…!
そこにぶどうの森の力が問われていると肝に銘じて、これからも美味しく楽しいHazicoをお届けできればと思っています。どうか今後ともご注目をお願いいたします。

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