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レ・トネル

[10/19ワイン会レポート]レストランぶどうの森 レ・トネルでワイン会が開催されました。

2025.11.09

日時:10月19日(日) 12:00~
場所:レストランぶどうの森 レ・トネル

◆ワインリスト

・Egly Ouriet Grand CruV.P.(’24 Dégorgement)
・Château La Conseillante 1990
・Château Pétrus 1975
・Patrick Javillier Meursault Les Tillets 
・Chateau d’Yquem 2018

Château La Conseillante 1990:「とてもいい状態です。」と、微笑む福島ソムリエ。華やかな香りが会場をやわらかく包みます。

[福島ソムリエのコメント]

・Château La Conseillante 1990

ボルドーワインにとって1990年は卓抜した年でした。名前の由来は18世紀にシャトーを引き継いだ画家のロートレックにご縁のある、コンセイヤント夫人からつけられたとされています。ポムロールのメルローならではの果実味と香りの華やかさが見事なバランスで、抜栓した直後から、甘美な香りに充ち溢れました。しなやかで妖艶な誰もが一目ぼれするように引き込まれる素晴らしいワインでした。

Château Pétrus 1975:皆様の熱い視線を受けながら、抜栓。

[福島ソムリエのコメント]

・Château Pétrus 1975

50年静かにセラーで時を重ねたペトリュスを味わうことは素晴らしい体験でした。抜栓した瞬間から豊かな果実味とトリュフの香りを感じて、これは今までに経験したことのない唯一無二のワインであることを知りました。驚くべきことにワインの色合いは朱色を残し、枯れておらず、むしろ力強さを感じました。1時間、2時間と経過すると大ぶりのワインブラスの中で香りは満ち溢れ、いつまでもそれに包まれていたいような深く甘美な香りが永遠に途切れることなく続きました。

コルクの佇まいにも、歴史の静かな余韻が宿っていました。(上)Château La Conseillante 1990(下)Château Pétrus 1975

テイスティングの後でお楽しみいただいた料理の数々から、一部をご紹介いたします。

(手前から)ローゼルと鯨のタルタル/ココナッツミルクのソルベとイクラ/香箱蟹のトスターダ
黒糖とカルダモン香るトマトに、野菜のサルサを詰めて。ヒカマのチップスとともに、メキシコの香り・体験を味わう一品。
フランスの名鶏・プーレ・ド・ブレスを、藁焼きで香ばしく。金沢・湯涌の柚子クリームが、清らかな余韻を添えます。
ピスタチオのブニュエロ、薔薇香る無花果、クロモジの新芽を添えたラベンダーアイス。花と樹の香りが繊細に重なるデザート。

お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました。
次回の会が決まりました際には、改めてご案内申し上げます。どうぞお楽しみに!

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